受かる志望理由書を書こう!

STEP2.志望理由書を書いてみよう

STEP1で、志望理由書に必要な4つの要素が揃いました。 STEP2では、4つの要素をもとに、志望理由書の文章を書いていきます。
志望理由書の文章の書き方は、こうでなければならないという決まりはありません。 ですが、「志望理由書に必要な4つの要素」をもとに、次の構成で文章を書くと、読む人に伝わりやすい志望理由書が書けます。

受かる志望理由書の構成

  1. 志望理由と将来やりたいこと
  2. やりたいと思った理由・きっかけ
  3. 将来やりたいことと社会との関わり・将来やりたいことのために今までやってきたこと
  4. 大学でやりたいこと・大学を選んだ理由
STEP1の4つの要素がそのまま当てはまる形になっています。 STEP1でまとめた4つの要素の内容を全体として1つの文章になるよう、うまくつなぎ合わせれば、志望理由書の文章は完成です。
また、実際の文章の中身は、大学が指定した文字数によって変わってきます。 例えば文字数が足りない場合、「やりたいと思った理由」のエピソードをもっと掘り下げて書くなどして、文字数を調節します。

理子さんは「受かる志望理由書の構成」をもとに、次のような志望理由書を書くことができました。

理子さんが書いた志望理由書

私はスクールカウンセラーを目指しています。そのためにA大学教育学部心理学科で臨床心理学を学びたいと考えています。 (志望理由と将来やりたいこと)

スクールカウンセラーを目指したきっかけは、中学生の頃、カウンセラーの先生が悩んでいた私を助けてくれたことです。 先生との相談で教えて頂いたことは、その後の私に強く影響しており、この仕事はとても重要だと感じました。 (やりたいと思った理由・きっかけ) 悩みを抱えるこどもが増えている中で、カウンセラーはさらに重要性が高まっています。私は心理学を学び、それを活かすことで 社会に貢献したいと考えています。 (将来やりたいことと社会との関わり・将来やりたいことのために今までやってきたこと)

貴学の大学院は臨床心理士指定大学院されており、大学院に進学し臨床心理士の資格を取得したいと考えています。 また貴学には体験活動をサポートする取り組みがあり、スクールカウンセラーになるために積極的に体験活動に参加し、現場を体験して学んでいきたいです。 (大学でやりたいこと・大学を選んだ理由)

(358字)
文章が書き終わったら、あとは文章に間違いがないかチェックするだけです。 STEP3では、チェックするときに何を気をつけるポイントを解説します。